(会社の状況)
A社は近所にできた大型店舗の影響を受け、売上が徐々に減少している。そのため、2期連続の赤字を計上してしまい、債務超過になってしまった。
社長は地元では人望のある人物で、事業意欲も強い。
しかし、連続赤字で債務超過にあることから会社では銀行への返済資金を捻出できず、このため、社長個人が返済資金を会社に貸し付けることにより銀行に返済している。
なお、リスケ(銀行への返済条件の緩和)は行っておらず、返済が遅れたことはない。
(銀行の見方)
A社の経営状況では返済能力はないが、債務者区分を判断するにあたっては、社長からの借入金を自己資本と考えることができ、結果として、A社の財務内容は実質的に資産超過になる。そして、今後見込まれる赤字を考慮しても債務超過にならず、かつ、社長個人に資産余力が十分にある場合には、正常会社として判断できる。
なお、社長からの借入金が返済されていない状態にあることが必要です。
氏名 | 岡田孝一 |
生年 | 昭和40年8月18日 |
登録 番号 | 92547 |
合格 科目 | 簿記論・財表論・法人税・相続税・消費税 |
実務経験 | 昭和63年9月から会計事務所勤務 |
開業 | 平成20年6月 |
自宅 | 千葉県松戸市六高台 |
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